先を見据えてのトレーニング!!
どーもツインズパパです(^O^)
今日は今だけではなく先を見据えたトレーニングのお話・・・。
先日のスクールで、ある1人の子供がボールを持ったら全くと言っていい程パスをせず、取られるかシュートを打つまでドリブル(ゴリブル)をしていました。
その子は新小学6年生。
5年生の時にスクールに入会して、1年間指導してきましたが、全くプレースタイルが変わりません。
それもそのはず、よくよく聞いてみるとその子はうちのスクールの他に(うちのスクールは週1回参加)、ドリブル専門の(ドリブルしかさせない、ドリブル塾)スクールに通っているとの事でした。
うちのスクールで、ドリブルやパスの大事さ・状況確認・判断の大事さ・すなわち、
認知(知覚)→ 判断 → 実行
を教えていても、そのドリブル塾で
「ドリブルしかするなよー!」
「おっ、今のドリブル良いねー!!」
「ボール持ったらどんどん仕掛けろー」
「後ろに下げるなー!前だけ行けば良いんだ!!」
みたいな掛け声をかけられて子供を良い気にさせてしまうと、
先程の認知・判断・実行の判断の部分がドリブルだけになってしまうと思います。
もちろんドリブルが悪いとは思いません。
出来ないより出来た方が良いし、その使い所さえ間違えなければ。
メッシが何故あれだけ活躍できるか。
ドリブルもそうですが、トラップの制度・パスの技術・ラストパスの精度が群を抜いて素晴らしい。
だからDFは迷う。
こいつはパスか?ドリブルか?
その一瞬の迷いが相手DFにとっては命取りになるのです。
(メッシの良い餌食にされてしまうのです)
メッシもただのドリブルしかできない選手であれば、今ほどの活躍はしてこなかったでしょう。
うちのスクールの6年生の子も、ドリブルの技術は素晴らしい。
ただ、ドリブルしかしないと分かっていれば3年生でも止められるのです。
顔も上がらず、その子個人VSその他になることもしばしば。
このままではジュニアユースに上がった時に、ドリブルしか出来ない子になってしまう。
そのドリブルも周りの子のフィジカルが追い付いて来れば、通用しなくなる時が来ると思います。
その時にその子には何が残るのか。何で勝負できるのか。
さらにドリブルの技術を伸ばそうという考えになるのか?
他の技術を伸ばそうという考えになるのか?
先を見据えた指導をしている立場からすると、今の内に変えていかなければならない(もう遅いかもしれないと思うときもあります)事もありますが、結局は受け取る側の本人次第。
ジュニア世代に一番必要な事は、スピードでもパワーでもなく、
頭の良さ(サッカーIQの高さ)
だと思います。(プラス技術ももちろん)
スピード・パワーに関しては成長していくにつれ、間違いなく成長します。(一定まではね)
ただ、頭(サッカーIQ)に関してはジュニア世代に8割くらいは
確立してしまうのではないかと思います。
(今まで指導した子供達を見ての持論なのであしからず)
その子だけを見ている訳ではないので、その子が周りの子の事を見て、何が違うか気づき、いつか本人が変わってくれることを祈るばかりです。
今だけでなく、先(未来)を見据えて・・・。
それではまた(^O^)